どうする?耐震補強
先日、昭和54年に建てられた木造住宅のお客様からのご相談で耐震診断を致しました。
「木造住宅の耐震診断と補強方法(2012年改訂版)」に基づく上部構造評点は0.28でした。
『上部構造評点』は4段階で判定され、1.0で震度6強の地震に対して倒壊、
または崩壊する可能性が低いとされており、
1.0をクリアすることが耐震改修の指標になります。
1.0の半分にも満たない0.28では倒壊する可能性が高く
数値だけ見るとひやっとしてしまいます。
上部構造評点 | 判定 |
---|---|
1.5以上 | 倒壊しない |
1.0以上1.5未満 | 一応倒壊しない |
0.7以上1.0未満 | 倒壊する可能性がある |
0.7未満 | 倒壊する可能性が高い |
上部構造評価点が1.0で安心なのか
さて、指標となる1.0ですが、「一応倒壊しない」という心もとない表現となっています。
となると、目指すは1.5以上でしょうか。
いつどんな大きさの地震がくるのか、天気予報のようにテレビで毎日教えてくれれば良いのですが、
日ごろから備えるしかありません。
1.5あっても、2回3回と大きな地震が続けば、建物は揺れるたびにダメージを受けるのですから、
絶対倒壊しないと言い切れない。
重い屋根は軽く、耐力壁を増やす、基礎を補強する等して耐震性を高めるのですが、
やればやるほど費用もかさみます。
うーん。どこまでやればいいの?どうする?耐震補強。
弊社の1級建築士が頭を抱えてプランニングしております。
今回は、断熱工事も含めたご予算でのお見積りをご希望でしたので、
お客様とよく話し合ってご提案していく予定です。
茂原の工務店 阿部工業では耐震診断から
補強工事の見積、施工・監理まで自社でワンストップにて承ります。
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